豊潮丸の船底
- 2013/11/27
- 17:09

豊潮丸を陸揚げしているので、普段は見る事の出来ない船底部分をチェックしてきましたまずは、船首部分!真下から見上げてみました!横から見るとこんな形です。この独特なアゴのような形には重要な意味が有ります。船が海面を進む際には必ず波を起こしてしまいますが、このドーム状の構造でわざと別の波を起こす事で、元々の波を打ち消し、抵抗を少なくする事が出来るというワケです。この形状、バルバス・バウ(Bulbous Bow)と言...
ドック入り
- 2013/11/25
- 21:00

豊潮丸は今日からドック入りです!ドックとは、造船所のことで、豊潮丸を陸揚げしてエンジンから外板に至るまで普段できないメンテナンスを行ないます。"人間ドック"の"ドック"ですね!今回入ったのは、比較的小型の"浮きドック"と呼ばれるドックです。"凹"型の巨大な船にあらかじめ海水を入れることで海中に沈めておき、船が中に入った後海水を抜く事で、中の船もろとも海面にまで浮き上がるという訳です。写真左側が沈んだ状態、...
共同利用拠点による教育シンポジウム
- 2013/11/23
- 22:44

今日は標記のシンポジウムが広島市内で開催されました。拠点制度について詳しく書くとブログには収まり切れませんので、簡単に説明しますと…共同利用拠点制度とは、各大学の附属施設を保有大学が利用するのみで無く、他大学との連携の元、教育効果を高めるための共同利用を促進することを目的に制定されたものです。今回のシンポジウムには拠点施設の内で半数を占める農学系附属施設(農場、演習林、水産実験所、練習船)が参加し、...
ナメクジウオ航海終了
- 2013/11/18
- 09:07

無事航海終了しました。多くの調査点でナメクジウオを採取する事が出来ました今航海には研究室に配属されてまだ一ヶ月の3年生も多く乗船していましたすでに乗船実習は経験していますが、研究室での調査教育航海は初めてです。その違いに戸惑った様子も見られましたが...徐々に慣れて、積極的に作業に参加していました。また、今航海では瀬戸内海を横断したので、多くの橋をくぐりました!その中から、天気が抜群に良かった瀬戸大...
ナメクジウオ航海
- 2013/11/12
- 22:29

今週は水族生態学研究室・斉藤先生の調査実習航海です本航海の調査海域は伊予灘から播磨灘にかけての瀬戸内海です。全国的に見て数が多いとは言えないナメクジウオですが、瀬戸内海では各地で生息が確認されています。斉藤先生は何年にも渡って、その分布や生態を調査されています。また、今回は他大学からも底生生物の研究者が乗り込んでくれましたそれぞれの地点でドレッジを用いて底質と共に生物採取を行ないます採取した砂や泥...
呉大和分団見学
- 2013/11/09
- 13:25

今日は午前中に"呉やまと分団”という小中学生による見学がありました。YAC(財)日本宇宙少年団という科学教育(宇宙のみでなく、地域の自然や生物も対象)を目的とする団体の分団だそうで、本部理事長はあの松本零士さんです。呉やまと分団は大和ミュージアムを中心に活動されているそうです。大和ミュージアムは豊潮丸基地の目と鼻の先ですから、豊潮丸はぴったりの見学先ですね午前中だけという時間の制約があったので、船は出さ...
ROV
- 2013/11/01
- 13:54

昨日豊潮丸の見学に研究者の方が来られたので、船内や設備をご案内しました希望する研究調査が可能かどうかをご確認頂いたのですが、その中である機器を久々に見たのでご紹介します。ROV(アール・オー・ヴィー)と呼ばれる水中カメラロボットです複数のスクリューを持っているので、船上からの操作により海中を自走し、探査を行うことができます。水深100mまで調査可能だそうです。残念ながらこれまであまり活用されてなかったので...